Android担当のやまもとです。
Android StudioではなくADT派です。
去年AdMobのSDKが大幅にアップデートし、GooglePlayServiceの一部に組み込まれました。
これにより「広告SDKのためにアプリをアップデートする」ということがなくなります。
AdSense 日本版 公式ブログ - 大幅にバージョン アップした Android 向けの AdMob SDK をご利用いただけるようになりました
知ってはいたもののPlayService経由で広告の表示をやったことがなかったので、実際にやりながら記事を書いていこうと思います。
Google Mobile Ads SDKのページには、2014年8月1日に従来のスタンドアロンSDKを使用しているアプリの受け入れを停止するという旨が記載されていますので、忘れないうちに移行しておいたほうが良さそうです。
Google Play Service SDK
Mobile Ads SDKのページを見ると、セットアップ手順は以下のページを見ろと書いてあります。
Set Up Google Play Services SDK
まずSDK ManagerでGoogle Play servicesをダウンロードします。
次に下記のディレクトリにあるライブラリプロジェクトをインポートします。
<android-sdk>/extras/google/google_play_services/libproject/google-play-services_lib/
これでライブラリの準備は完了です。
アプリに組み込む
先ほどのライブラリプロジェクトを「Properties -> Android -> Library」に追加します。
次に、AndroidManifest.xmlに以下のメタタグを追加します。
<meta-data android:name="com.google.android.gms.version" android:value="@integer/google_play_services_version" />
広告を表示する
ここから先は以下のページを参考にAdMobのバナー広告を表示してみましょう。
https://developers.google.com/mobile-ads-sdk/docs/admob/fundamentals
パーミッションの追加、AdActivityの追加などはこれまでと同様に必要です。
サンプルソースがあるので参考にしたほうが早いかもしれません。
特にひっかかることもなく広告の表示まで行えました。
注意すること
・AdRequestやAdSizeは、「com.google.ads」と「com.google.android.gms.ads」
という2つのパッケージに存在するので、インポートする際には間違えないように注意が必要です。
・以下のようなエラーが出ます
開発環境で発生するもので、テスト端末として実行するとエラーは出なくなるとのことです。
・AdMobのスタンドアロンSDKと同時に使用すると怒られます